母と子
F8号 油彩・水性アルキド・キャンバス
憂鬱そうな母と子。実はこの親子、人形です。しかも、捨てられかけた人形。明治神宮では例年 人形感謝祭が催され、大勢の人が不要になった人形を持ち込みます。人形は境内に展示され、やがて お焚き上げになります。( だと思います ) しかし人形の中には、稀に価値あるものがあり、神社では そうした人形を見つけ出し大切に保存しています。持ち主からは捨てられたものの、神社のなかで、 そっと生きているのですね。 この絵は、もしかしたら秋の個展に展示することになると思いますが、会場は決まっているのに、 肝心の開催日程が確定しません。すべては新型コロナウイルスのせいです。