「割烹旅館 玉川」
SM ペン 水彩
私の住んでいる、千葉県船橋市の老舗旅館である。大正10年の創業で、登録有形文化財でもある。旅館のホームページを見ると、太宰治が20日余り「桔梗の間」に泊まって、小説を書いていたという記述がある。この時、宿泊費を払えず、代金の形に万年筆と書籍を旅館に預けたという話も伝わっている。
これらのことについては、確認できる資料がないという否定的意見もあるようだ。
スケッチをする私は、着流し下駄ばき姿で、スッと旅館の中に入っていく太宰治を感じていたのだが・・・、